コーティング事業

レアコーティング

レアコーティング®Me(メディカル)

製品概要

当社の従来のコーティング技術をもとに、千葉大学フロンティア医工学センターの川平准教授(元千葉大学医学部付属病院・胃腸外科兼務)と研究開発しているメディカル用のコーティング剤です。

耐熱温度500℃、電気メスや超音波凝固切開装置などに使用できます。

レアコーティング®︎Me(メディカル)は、下記のような課題を解決できます。

  • 手術中、超音波凝固切開装置の切開部分が高熱を持つことによって、内臓組織が付着し、切開・凝固の際に内臓組織が剥がれにくくなることがある。そのため、他の内臓組織の損傷や出血を招き、患者へ身体的な負担をかけてしまい、手術にも余計な時間が発生してしまう。
  • 現行の切開部分のプラスチック部品が、超音波振動による発熱で摩耗したり、コーティングが剥がれることがあるため、凝固・切開性能が大きく劣化してしまうことがある。

実験例

実際の豚を使って肝切除実験を行いました。

レアコーティングMe-実験例

毒性試験

第三者機関にて、生体適合試験のひとつである細胞毒性試験もクリア(「細胞毒性無し」という判定)しており、対象物にコーティング剤が付着しても人体へのリスクはありません。