プラスティック成形事業
医療用
気管挿管補助器具
製品概要
帝京大学医学部麻酔科・田垣内教授との共同開発品です。気管挿管ミスが発生した際に、すぐにミスを音で検知できる画期的な器具です。気管挿管は緊急患者に行う医療行為であるため、この器具は非常に重要な役割を果たします。
|機能説明図
|補足:気管挿管について
気管挿管は、緊急時または手術時における最も迅速で確実な気道確保であり、気管チューブを気管に挿入することによって、全身麻酔、救急蘇生を行うものです。実際に気管挿管を行うことができる人物は、以前は医師や歯科医師のみでしたが、現在は講習と実習を受けた救急救命士にも認められることになっています。しかしながら、気管は食道と隣り合わせのため、医療者が気管挿管する際、間違えて食道に挿管してしまうことがあります。このような状態のまま治療を続けてしまった場合、気管挿管の成功に時間がかかってしまい、患者の肺に酸素を送ることができないため、患者への危険度が高くなります。
人体モデルを使った気管挿管試験の様子(帝京大学・田垣内教授にて実施)
気管挿管ミス(食道挿管時)は90デシベル以上の音が鳴ります。